説得はストーリーだ

プレゼンを理解してもらうためにストーリーづくりは欠かせませんが、その例を挙げまてみましょう
 もし皆さんがコンピューターのウィルス対策ソフトをプレゼンするとしたら、どこから話を始めるでしょうか?
良くあるパターンは「事実」から入って、説得する方法です。
 『今、世の中にはウィルスが多くあり、対策を怠ると大変なことになります。
そこで当社の対策ソフトですが、最高品質の最新対策機能を搭載。業界NO.1の実績を誇ります。コンピューターの安全のためにぜひご利用ください』

この入り方はとても順当で間違いではありません。きっと技術を愛する人には刺さるプレゼンになります。
しかし実は技術に興味の薄い一般人には、印象に残りにくい方法です
では次は如何でしょう
『もし、ウィルスのことを気にせずにいられたらどんなに幸せでしょう。ネットショッピングもネットバンキングもセキュリティのことはこのソフトにお任せあなたのコンピューターを確実に守ります』

おそらく前のプレゼンよりも柔らかでほっとするイメージを感じられたと思います。
このソフトによってウィルス攻撃よりコンピューターが守られているシーンをストーリーとしてやさしく語っているからです。

こうした表現によって、お客様は難しい機能の話は分からなくても、「得られる効果」を理解し、安全になるという印象を持ちやすくなります。
 
機能を語る方法だけでなく、商品によって得られる「効果」をストーリーにしたプレゼンをすれば、今までとは違うお客様を得られると思います。