2回目 パワポは揃えるのが基本

~ タテ・ヨコを揃えよう ~
パワーポイントでカッコいいプレゼンを作りたけど僕には絵心というか、センスがないんだよね~」
そうしたお声を良く聞きます。確かに感性が優れている、というよりデザインに興味がある人が作るパワーポイントはどこかあか抜けた感じがします。
 でもご安心ください。デザインセンスがない人でもカッコいいプレゼンは作れます。カッコいいパワーポイントを作るコツは「タテとヨコを揃える」事と、あまり色々な要素をたくさん「詰め込みすぎない」この2つです。


 まず、デザインの中からカッコいいテンプレートを選びましょう。Microsoftのサイトに行けば最新のテンプレートもあります。パワーポイントでは丸や四角の図形、写真、文字のブロック(テキストボッ
クス)などをオブジェクトと呼びます。1ページの中にある要素をできるだけ少なくしてタテ・ヨコ揃え配置する。この原則を守ってもらうだけで、パワーポイントのプレゼンはカッコよく見えてきます。

 例えば1ページの中に写真と数行の説明分を配置する場合を考えてみましょう。
 写真をページの左側に置いたとします。写真の高さ(縦)はページのおよそ半分ぐらいで、ページの天地ほぼ中央に写真の真ん中を合わせて配置したら、写真の右端がちょうど左右中央に辺りにきたとしましょう。

 数行の説明文はどこに来るかと言えば当然、残ったページ右側です。
ページの右側にテキストボックスを置いて、そこに説明文を打ち込みます。この時に説明文のテキストボックスを写真の上端、上下中央、下端のいずれかに合せると、まとまりが出てきます。

 これがレイアウトの基本です。基本となるオブジェクトに対して上辺・下辺中央線のいずれかを揃えていくのです。

 3つ以上のオブジェクトを揃える場合は間隔が「均等」にしてみましょう。
コツは均等にする前に最初と最後のオブジェクト位置を決めてから揃えると、思い通りにオブジェクトが揃います。

 プレゼン資料の中で図や文章が他の要素からずれていると印象として気持ち悪さを感じさせてしまいます。逆に図や説明が整っているとそれだけでもきちんとしている。正しいものだというイメージを伝えられるのです。

 すっきりと整ったプレゼンはきれいなだけでなく、意味が良く分かるよいプレゼンにもなっていきます。